くーらーの雑記

電気通信大学生です。雑記です。授業のこととか書くと思います。たぶん。

1年前期 8クラスの授業の感想

最終更新:2021/4/3 必修/選択 等追記 

全オンラインで行われた1年前期の授業についての簡単な感想です。

 

こんにちは。2020年度入学生(通称20生,にーぜろせい)のくーらーといいます。前はここに簡単な自己紹介を書いていましたが,いらないので消しました。

 

 

 

ちょっとした挨拶

uec20以上の皆さん,今年はこの状況の中本当にお疲れ様でした。この1年間を耐え抜いた僕らはきっと来年度からもどうにかなると思います。たぶんですが。がんばりましょう。

 

そしてこの記事を見ているuec21の皆さん,ご入学おめでとうございます。おめでとうございます。コロナ禍での受験勉強は大変だったかもしれませんが,この調子で大学での勉強も頑張ってください。この大学での生活はそれより厳しいものかもしれません

 

今年度の授業

さて,今回は僕が一年前期に受けた授業についてざっと感想を書いていこうと思います。Twitterの方では,#uec_reviewというタグで受けた教科の感想などをつぶやいているようですが,僕はよくツイ消しをするのでreviewを書いても残らないんですよね...。気になる方は検索してみてください。というわけでブログに書くことにしたわけです。なにかの参考になれば幸いですが,いくつか注意があります。

 

・20年度の前学期は,全授業がオンラインで行われました。21年度はおそらく対面とオンラインを併用して授業が行われると思います。なので僕の感想はあくまでオンライン授業に対するものだと思っていただけると幸いです。1年の前期に関しては20生より19生に聞いた方がいいかもしれません。(20生は大学についてほとんど何も知らない頼りない代なのです...)

 

・大学の授業は同じ科目でも担当される先生によってかなり変わりますが,電通大の一年時の授業はほぼ必修です。学籍番号で割り振られたクラスに応じて先生が決まっています。これを聞いたところで他の先生に変えることができたりはしません。残念。

 

・雑記なので読みにくいかもしれません。理系大学生に文章力を求めないでください...

 

あくまで個人の意見です

 

 

というわけで,これが僕の1年前期の履修です。

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1年前期 時間割

 

このうち青文字で書かれた4科目は教職科目になります。教職以外はすべて必修科目です(第二外国語は5つから抽選で選べます)。教職とってない人は大体4限まで(~16:10)で終わります。これから受けた授業(と少し受けてない授業も)について書いていきます。

また,使用ツールのちょっとした説明。

zoom : zoomです。双方向のやり取りができます。授業以外にも,クラス会などで使ったみたいです。僕は出てませんが

Google Classroom : あのGoogleのサービスです。(zoomの録画やオンデマンド型の)授業動画はGoogleドライブ経由で配信されるので使いやすいのかも。あと,カラフルで見やすい。

Webclass : たぶん昔から使っているんだと思うけど,正直classroomのほうが見やすいのでそっちに統一してほしい感はある。classroomは期限を過ぎても提出することはできるが,こっちはできない。また,送信するファイルの大きさに制限がある(あまり関係ない)。

Moodle : コンリテ,基礎プロ(後期),基礎科学実験Aで使われます。これもよくわからないです。

Google Meet : 機能としてはzoomと同じです。あまり使われない。

 

 

2021/4/3追記:どの科目が必修でどの科目が選択なのか,等はすべて学習要覧に書いてありますので,よく読んでください。

 

授業の感想

月1 キャリア教育基礎 (選択)

卒業までに4単位を修得しなければいけないキャリア系科目の一つです。例年は図書館実習や事業所見学に行くらしいです。履修できる人には限りがあり,抽選で決定されます。ちなみに僕は抽選すら出しませんでした。月曜日1限はつらいです。無理して取る必要はないと思います。

情報科の教員免許を取る人は3・4年時に履修可能な「知的財産権」「技術者倫理」を取らなければいけず,その2教科でキャリア系4単位は取り切れるのでキャリア教育基礎は取らなくていいみたいです。

 

月2 中国語第一 (使用ツール : classroom, zoom) (第二外国語5個の中から必修)

第二外国語です。中国語,ドイツ語,ロシア語,フランス語,韓国語の中からそれぞれの学生が希望を出して,第二外国語教室で抽選を行い履修できる第二外国語が決まります(?)。韓国語は若干倍率が高いらしい。僕は中国語を第一希望で出して通りました。 谢谢。

中国語は担当の先生が5人いますが,僕が習ったのはkmr先生でした。(以後,ほぼすべての先生をこの表記で書きます。特に意味はありません)前期はzoomを使ってピンインと声調,発音などの基礎を学びます。期末試験は会話テストで,事前に公開された問題に答えるだけでした。

余談ですが,月曜日の中国語(大学一年生のための合格る中国語)より,木曜日2限(木曜日5限)の選択中国語の教科書(教養中国語-コミュニケーション入門編-)のほうがちゃんと日本語で説明が書いてあってわかりやすい気がします。余裕があれば選択とったほうがいいかも。

 

月3・4 基礎科学実験B (classroom) (必修)

再履したくない科目No.2(要出典)の基礎科学実験B(通称:びっけん)です。1年前期では,学期を半分に分け,前半(第1週~第7週)に基礎科学実験B(化学実験)を,後半(第8週~第14週)に再履したくない科目No.1(要出典)の基礎科学実験A(物理実験)を履修しました。後期とやり方が違うので,詳しくは後期の方で書きますが,一応書いておきます。

基礎科学実験Bでは,7週で6つのレポートを書きます。資料と”実験結果”が渡されて,それをもとにレポートを書くというなんとも悲しくなる授業。実験してないのに実験レポートを書くのか!と怒りたくなります。まあ仕方ないのですが...。実験Bでは,よほどひどくない限りレポートが再提出になることはありません。

これ,締切ぎりぎりにやると痛い目にあいます。僕は土日のどちらかを返上してレポートを書いていました。実験はやったほうがいいとよく思いました。(KONAMI)

基礎科学実験A(通称:謁見,えっけん。普通の人は実験Aって言います)は,個別に採点官が割り振られて,自分の書いたレポートが採点されます。採点者にはかなり個人差があり,めちゃくちゃ厳しいけどちゃんとしたフィードバックをくれる人,採点が甘い人,厳しいし何を言ってるかよくわからない人,といろんな人がいます。容赦なく再提出にされます。春休みに入ってもずっと再レポートに苦しんでいる人もいます。僕もその一人です。がちで運ゲーです

詳しくは後期のページで。

 

月5 教育心理学(Google Meet) (教職科目)

教職の授業の中でもかなりわかりやすい,そして面白い講義です。内容も結構面白いし,なにより先生の話が面白い。教職を取るか迷っている人もぜひ履修してみては。試験も易しいです。

また,「教壇に立つ人間」となる生徒の経験の一つとして,「本の紹介」をさせられることがあります。本のジャンルは問わず,小説は持ちろん,漫画,ライトノベル,エッセイなどを紹介している人もいました。ちなみに僕は初回で当てられて,「流浪の月」という本を紹介しました。本屋大賞に選ばれた本で,面白かったので暇ならぜひ。

 

火1:物理学概論第一(classroom, webclass, 対面試験) (必修)

通称物概(ブツガイ)。第一では力学と波動を学びます。前期は12クラスに同じ映像が配信され,2週に一度の英文で書かれた課題を解いて提出。例年は中間試験で力学,期末試験で波動が出題されるようですが,20年度は期末試験のみで,力学と波動両方が出題されました。過去問とほぼ同じ問題が出ます。大学院生がやっている物理寺子屋の過去問解説にいけばどうにかなります。たぶんですが,一番落単する人が多い科目です。

ちなみに今年度の再履生(つまり19生以上)は200人以上いました。ヒェェ...

※前期の授業はすべてオンラインで行われましたが,物理学概論第一,化学概論第一,数学演習第一,コンピュータリテラシだけ9/18~25に対面試験が実施されました。一年前期の成績は類分けに関わるので,カンニング対策等の観点から対面試験になったみたいです。

 

火2 : 微分積分学第一(webclass) (必修)

数Ⅲの延長みたいな科目です。シンプルに難しい。数Ⅲの微積が理解できていればまあどうにかなるでしょう。担当のhys先生は授業1回につき1枚の授業資料を渡して,課題を毎週提出する方式でした。1授業1枚のプリントはかなり要旨がまとまっていて読みやすいですが,説明が簡単すぎてちょっと理解が追いつかないかもしれません。僕はテーラーの定理にかなり苦戦しました。困ったらヨビノリ見ましょう。

来年度以降は対面授業になります。

 

火3:ASEⅠ(classroom, zoom) (必修)

正規名称はAcademic Spoken English Ⅰ です。名前の通り喋る方を重視している科目になります。20年度は学籍番号でAからFのクラスに分けられ,それぞれ違う先生が担当につきます。僕の担当はTabolt先生でした。かわいい系の若い男の先生です。まじでかわいい。めっちゃかわいい。スライドも見やすくて何をすればいいのかわかりやすい。当たり。

19生以上は先生を選べたらしい(人気の先生は抽選)ですが,僕らの代はクラスと学籍番号で勝手に割り振られました。あたりの先生でよかった。

内容としては,個人での発表が2回,グループで一つのテーマについての1 side argumentを2回発表した気がする。ほかの先生も同じような内容をやっていると思います。zoomだとグループメンバーとのコミュニケーションが地味にとりづらいのがちょっと気になった。

大学の英語の授業は「高校の授業よりぬるい」という意見をたまに聞きますが,僕の高校では英語で発表等はほとんどなかったので,プレゼンテーション能力を求められる大学の英語のほうが少し難しいと思っています。

 

火4:化学概論第一(classroom, 対面試験) (必修)

ばけがくです。通称化概(カガイ)。高校化学の理論の部分を深く掘り下げるような授業です。物理学概論と同じく,12クラス同じ動画が配信されて,課題を提出する方式でした。例年中間試験は存在せず,期末試験前に「試験対策プリント」のようなものが配布されるので,それをちゃんと解いておけば単位は取れると思います(普通に落単している人もいるので責任は取りませんが)。

 

火5:教職論A(classroom) (教職科目)

教職科目です。教育に関する幅広い話を聞くことができます。tkis先生の音声ファイルを聞いて,感想や思ったことを出席としてGoogle Formで解答します。期末試験はありませんが,word4ページ程度のレポートが課せられます。ちょっと時間かかる。

ちなみにですが,教職論Bっていうのもあります。AかBのどちらか片方を取ればいいです。AとBの違いは,担当の先生が違うことと,Bは集中講義(集中講義とは,夏休みor冬休みに3~5日間で一気に授業をやって単位を取ろう!っていうプログラムです)での開講となることです。2年時以降でも履修できるので,無理して1年前期でとる必要はありません。

 

水3:数学演習第一(webclass) (必修)

略してスウエン。微分積分学第一と線形代数学第一の内容を毎週交互に基本"復習"の形で進めていきます。ただし進度によってはこっちの方が早くなることもあります。かなり困る

中間・期末試験両方あります。数学演習のwebサイトに5年分の過去問が転がってるので解いておきましょう。→  http://www.sugaku-ensyu.e-one.uec.ac.jp/

 

水4:物理学演習第一 (選択)

前期は開講されなかったのになぜか後期で第二が開講された科目。英語で書かれた問題を少人数グループで解いたりするらしいです。(物概第一で出された英語で書かれた問題はもともと物理学演習の問題だった説があります。だったらこっちの単位もくれればよかったのに。)

 

水5:教職課程編成論A(zoom) (教職科目)

前期の中で一番意味の分からなかった授業。内容は教育が時代とともにどのように変わっていったのか...って感じの内容だった(はず)。授業の規定は15回だが10回くらいで終わり,学生がやることは授業を聞いてその授業に関するコメントをzoomのチャットで送って終わり。これを10回。終わり。僕らは何をしていたんだ...?

 

木1:コミケ(webclass) (必修)

正式名称を総合コミュニケーション科学という。コミックマーケットです。違います。全15回のうち前半は2年後期から配属されることになるプログラムの説明がされる。各プログラムに対してちょっとした課題がある。〇〇について調べよ,とか,感想をかけ,とか。

後半は人工知能?量子AI?の話でPythonというプログラミング言語を用いたなんとかかんとかのお話をされた(気がする)。あまり覚えていない。

ちゃんと課題を出せば単位は出ます。まじで再履したらしょうもない科目第一位だと思います。単位とりましょう。

ちなみにこの科目は成績が 合 or 否 でついて,GPAには関係しません。

 

木2,5:選択第二外国語 (選択)

選択第二外国語です。この科目を習得すると「共通単位」という単位に加算されます(学習要覧見て)。共通単位はTOEIC529点以上をはじめとしてほかの年度,科目等でとれるので無理して取る必要はないと思います。僕は取ってないです。

 

木4:健康・体力づくり実習(classroom) (必修)

体育です。20年度前期は完全オンラインで行われました。内容としては「健康に関する授業動画」を見て,おまけ程度で運動をさせられて,その記録と感想をレポートにまとめて提出するだけ。筋トレとかラジオ体操とかやった。詳しくは後期へ。

 

金1:線形代数学第一(webclass) (必修)

線形代数学です。「行列」ってやつを習います。逆に「行列」しかやりません。新しい概念なので余裕があれば春休みに行列の予習をしとくのはありだと思いますが,春休みくらいはやりたいことやりましょう。遊ぶとか。

たぶん電通大の数学の中で一番簡単な科目です。nki先生は授業動画こそないですが,超丁寧な資料を投げてくれて,問題を解いて提出する授業。割と当たりだった気がする。試験はオンラインを考慮したのか簡単すぎて満点で良がついた人もいたらしい。

21年度は対面授業です。

 

金2:コンピュータリテラシ(Moodle, 対面試験) (必修)

通称コンリテ。コンピュータに関してのいろいろを学びます。"電気通信"大学っぽい授業。Unixっていうやつについて詳しくやります。Unixとは何か?僕もよくわかりません。

前半の内容こそよく覚えてないですが,後半ではLaTeXで整った文書を書いたり,HTML・CSSという簡単な言語を使ってちょっとしたwebサイトを作ったりします。(ちなみにこのページは僕はHTMLを使わないで書いています。はてなブログって楽でいいですね。)たぶん別の記事で書きますが,LaTeXの環境構築は早めにやっといた方がいいかもしれません。

毎回の課題はちゃんと出しましょう。落単した人のほとんどが課題をおろそかにした人です。標準の3点(/4点)をとり続ければ大丈夫かと思います。ちなみに20の代と担当の先生は違うようですが,あまり変わらないと思います。テキストちゃんと読んで,kn先生の授業動画見ましょう。

 

金4:AWEⅠ(classroom, zoom) (必修)

Academic Written English Ⅰ です。ライティングの方を重視される科目ですが,ASEより英語を喋った気もします。(たぶん)どのクラスも最後に500単語くらいのレポートを書かされます。

僕の担当だったMcLellan先生は,英語をゆっくりはっきり喋ってくれるので学生側としてはかなりやりやすかったと思う。配信機材がガチ。後ろにおいてある筋トレ用具がめっちゃ気になった。

 

金5:特別活動・総合的な学習の時間の指導法(classroom, webclass) (教職科目)

割と新しい科目です。名前の通り特別活動(生徒会活動とか,ホームルーム活動とかの総称)と総合的な学習の時間についての意義や指導法などを学びます。授業自体はそこまで難しくないです。

例年は期末試験があるらしいですが,20年度は軽め(?)のレポート2つを試験の代わりとしていただきました。内容も普通に面白いです。

 

 

というわけで,1年前期の振り返りと感想でした。全体的に,8クラスを担当していらっしゃる先生方は, "すごく厳しい!" って感じの先生はいない印象でした。慣れるまでは厳しいかもしれませんが,1年前期の成績は類分けに響きますし,1年前期の成績と4年間の成績に相関があるというデータもあるので,1年前期はがんばって慣れてもらうしかないです。さっさと友達を作ったり,先輩に頼ったりしたほうがいいと思います。続きはまた。

 

 

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